科目名: 経済発展論研究
担当者: 岡本 哲史

対象学年 クラス[001]
講義室 開講学期前期
曜日・時限 単位区分
授業形態一般講義 単位数
準備事項
備考

講義の目的・ねらい(講義概要)経済発展論には大別して2つのパラダイムが存在する。新古典派的・供給サイドパラダイムと、
政治経済学的・需要サイドパラダイムである。各パラダイムに属するさまざまな成長・開発理
論の特徴を解説し、経済学におけるビジョンの差異が、いかに経済発展論の性格を決定づけ
各モデルの現実説明力の差をもたらしているかを、実証的なトピックスを交えながら明らかに
していく。
講義内容・演習方法(講義企画)"第1回 初回ガイダンス 講義計画と受講の心構え 受講生の学力診断など
第2回 経済発展論のための数学(1) 微積分学の基礎と成長率
第3回 経済発展論のための数学(2) 変分法と最適制御理論の基礎
第4回 経済発展論の方法的諸問題 成長と分配をめぐる2つのパラダイム
第5回 古典派の経済発展理論(1) スミス、リカード、マルサスの構想
第6回 古典派の経済発展理論(2) マルクスの経済発展理論
第7回 初期開発経済学の考え(1) ハロッド=ドーマーとルイスの着想
第8回 初期開発経済学の考え(2) ラテン・アメリカ構造学派と従属理論
第9回 新古典派の成長理論(1) ソローモデル
第10回 新古典派の成長理論(2) ラムゼイモデルと内生的成長モデル
第11回 政治経済学派の成長理論(1) ポスト・ケインズ派の成長理論
第12回 政治経済学派の成長理論(2) 構造派マクロ経済学の成長理論
第13回 政治経済学派の成長理論(3) 開発の政治経済学
第14回 ケーススタディ ラテン・アメリカ経済の現実
第15回 まとめ 総括"
評価方法・評価基準出席を重視する。毎回出す課題をきちんと果たしているか、知的議論を真摯に行っているか、を基準に評価を下す。
履修の条件(受講上の注意)無断欠席が3回続くと、単位は出せないので、注意すること。
教科書吾郷健二・佐野誠・柴田徳太郎『現代経済学』岩波書店、2008年
参考文献未定。
特記事項(その他)